「ことり」では京都の西陣織の生地を使っています。光沢があって発色も綺麗な着物の生地なんですよ。金襴屋さん達が毎年静岡で展示会をしているので、今年も「ことり」のおひな様の着物の生地を選びに行ってきました。
広い会場に入ると色鮮やかな生地が一面に広げられているのが目に飛び込んできます。毎回テンションがあがる瞬間です。今年はどんな生地と出会えるかワクワクしながら見てまわります。
数社あるので気に入った生地は写真に撮って忘れないようにメモします。「ことり」のお人形は一般的な衣装着の雛人形と比べると小さいので、小さい柄の方がよく合います。でも、柄の大きい生地が多いので選び出すのもなかなか大変です。
表面を内側にして巻いてある生地もたくさんあります。裏面と表面では全くイメージが違う物もたくさんあるので、未だに引っ張り出してみて予想と違いすぎてびっくりすることもあります。いつになったらわかるようになるのでしょうか。これがわかる生地屋さんは本当に凄いです。
後は糸の色を変更してもらったりしながら、「ことり」のお人形のイメージに近づけていきます。織り上がって届くのがとても楽しみです。今年のひな祭りもまだなのに、もう頭の中では来年に向かいつつあります。