五月商品紹介

今週中に五月人形のホームページをリニューアルし、販売を開始する予定です。先にブログの方で今年の新作五月人形をご紹介致します。

ラインナップは去年と同じでコンパクトサイズの雀シリーズ(収納タイプ飾り幅約30cm)と威厳を感じていただける鷹シリーズ(収納タイプ飾り幅約40cm)の他にコンパクトでお手頃価格の平飾り隼シリーズをご用意いたしました。

サイズ感の違いは比較の写真を見ていただけるとわかりやすいと思います。どちらも一般的な兜飾りに比べると小ぶりではありますが、兜はもちろん飾台も小物をこだわりの物を用意致しました。

 

雀シリーズから古典のしA(4G207A)をご紹介致します。

収納台、屏風共に会津塗で明るいアイボリーで仕上げ、伝統文様である「束ねのし」を明るい配色で描きました。合わせた兜は伝統的な形の金兜で、後ろ姿も落ち着きのある紺を基調とした縅で仕上げました。鉢の部分は矧ぎ合わせ鉢で、職人が短冊型の金属を鉢の形に鋲で留めていく手間のかかる手法で仕上げています。

兜の吹返には牡丹の金具をあしらい高級感を演出しました。武将達は「獅子に牡丹」という言葉になぞらえ牡丹の花を兜や鎧に好んで使ったようです。その昔百獣の王である獅子にも弱点があり、体毛に巣食う虫(内部の裏切り者を指すこともあったようです)が増殖し、いつしか皮膚をも突き破って獅子を死に至らしめると言われていました。その虫から身を守るため牡丹の花から滴り落ちる夜露で虫を退治していたとされています。自分を獅子になぞらえた武将たちが身を守るべく牡丹を好んだのはこういう理由があったのでしょう。

飾台に描かれている束ねのしは昔からお祝いの席では欠かせない物でした。お祝いを送る時に添える「のし」をたくさん束ねることで、たくさんの人からの祝福を受ける、たくさんの人と絆をつなぎ自分の受けた幸福を周りの人達と分け合っていくということを意味します。このめでたい文様をアイボリーに合わせ明るい色合いで描き、お祝いの席に相応しい華のある飾台に仕上げました。初夏の初節句に相応しい兜飾りです。