おひな様をしまう時期

新暦の地域の方は初節句のお祝いも終わり、そろそろおひな様を片付けなくてはいけないなと思う頃ではないでしょうか。

雛人形を早くしまわなくてはお嫁に行くのも遅れるなんて言われているので気になりますよね。

本当に結婚が遅くなるかと言われると、そんな事はありません。

やるべきことをきちんと出来るように、情操教育の一環の言い伝えのようです。

素敵なお嫁さん、またはお母さんになれるように雛人形の片付けのような面倒だと感じる事でも、必要に応じて出来るようになるための教訓なのでしょう。

目安としては二十四節気の一つ「啓蟄」に片付けるというものがあります。

3月3日のひな祭りの後すぐ来る節目なので丁度良かったのでしょう。

2017年の啓蟄は3月5日。今日なのです。ただ必ずと言うわけではないのでこれもあまり気にしなくても大丈夫。

何が一番大事なのかというと「天気」です。

おひな様は湿気に弱いので、雨の降る日に湿気と一緒におひな様をしまってしまうと

翌年、お人形や屏風などにカビやシミが出てきたり、変色の原因になってしまったり。最悪の場合、虫にくわれてしまうなんて事も。

毎年綺麗なままのおひな様と一緒に節句のお祝いをしたいものです。

なので、晴れが続いて気持ちのよい日におひな様を片付けるのが良いでしょう。

丁寧にホコリを掃い、お道具や飾台を乾拭けば完璧です。

心配なら防虫剤と除湿剤も一緒に入れておくと、翌年まで綺麗に保存が出来ます。